「はじめて保育園の見学をするけど、ポイントを知りたい!」
「保育園の見学で何か聞いておいたほうが良いことはある?」
保育園に入れたいと思ったら、園選びを失敗しないためにもまずは見学を考える人も多いのではないでしょうか。
ですが、はじめての園見学だと保育園の様子が分からず、何を聞けば良いかすら分からないですよね。
私もはじめての園見学は電話予約の時点で緊張しました。
今回は、何カ所か保育園の見学をした私が、見ておくべきポイント、聞いておいたほうが良いことなどを解説します。
これを読めば、有意義な保育園見学をすることができ、お子さんに合った保育園選びをすることができますよ。
保育園見学で見ておきたい3つのポイント
次に施設に入ったら見ておきたいポイントをご紹介します。
大きく分けて3つのポイントがあります。
施設に入ったら見ておきたいポイント
- 先生たちの様子
- 子どもたちの様子
- 施設・設備
先生たちの様子
先生たちの様子
- 子どもへの接し方はどうか
- 先生同士コミュニケーションはあるか
- どの年代の先生が多いか
まずは、先生たちの様子を見てみましょう。
子どもたちへの接し方はもちろんですが、先生同士の関わりも見ておくと良いですよ。
若い先生が先輩の先生に委縮しているように見える場合、子どももその雰囲気を敏感に感じ取っているはずです。
のびのびと安心して生活するのは難しいでしょう。
先生たちの年代も見てみて、若い先生からベテランの先生までバランス良く在籍しているのかも確認しておくと良いですね。
子どもたちの様子
子どもたちの様子
- 安心して楽しそうに過ごしているか
- 先生に話しかけやすい雰囲気か
- 適齢のおもちゃで遊んでいるか
子どもたちが安心して落ち着いて過ごしているかは大事なチェックポイントです。
また、適齢のおもちゃで遊んでいるかも見てみてください。
おもちゃは、綺麗に整頓されて安全に遊べる状態かも見ておきたいところです。
遊んでいる時間以外に見学した場合は、普段どのようなおもちゃで遊ぶことが多いかを聞いてみるのも良いですよ。
施設・設備
施設・設備について
- 施錠はきちんとされているか
- 駐車場の有無
- 園内は整理整頓されているか
- 園庭はあるか
- 何階建てか
- 調理室はあるか
- 保健室はあるか
- トイレは子供向けになっているか
駐車場の有無、施錠がきちんとされているかは、訪問した時点で見ておきましょう。
施錠されていない場合は、不審者への対策がゆるい可能性があります。
また、園内に入ったら、きちんと整理整頓されているかを見てみましょう。
ごちゃごちゃしている環境であれば、子どもたちの安全への配慮が欠けていますし、片付ける暇もないくらいの人手不足なのかもしれません。
もし、建物が2階建ての場合は、クラスが上がれば2階になる可能性があり、送り迎えの際、保護者の負担になる場合があります。
トイレに関しても、いずれトイトレなどで使用することが多くなると思いますので、子ども向けに作られているかを見ておきたいところです。
保育園見学の質問リスト【このまま質問すればOK】
保育園の生活は見ただけでは分からないこともあります。
施設だけ綺麗でも実際通ってみたら持ち物が多く、保護者の負担が大きかった…なんてことも。
保育園選びに失敗しないように気になることは質問してみましょう。
よくある質問の一例をご紹介しますので、お子さんの年齢やご自身の状況に合わせて質問してみてくださいね。
保育士の人数と園児の数
国が定める保育士の配置基準というものがあります。
配置基準を満たしているか確認しておきたいところです。
年齢 | 人数 |
---|---|
0歳 | 子ども3人につき保育者1人 |
1~2歳 | 子ども6人につき保育者1人 |
3歳 | 子ども20人につき保育者1人 |
4歳 | 子ども30人につき保育者1人 |
年間行事について
年間行事が多いと負担に感じる人もいるかもしれません。
特に親子で参加するイベントは年間どれくらいあるかを確認しておくのも良いでしょう。
お仕事が土日休みの人は、イベントは平日なのか土日なのかも知りたいところですよね。
- 親子行事は年間でどれくらいありますか?
- 親子行事は何曜日に行われますか?
持ち物について
- 母乳の持ち込みは可能ですか?
- おむつは紙おむつですか?
- お昼寝布団の用意は必要ですか?
- お弁当の日はありますか?
- 連絡帳など毎日記入するものはありますか?
0歳児さんの場合、母乳育児を続けたいママもいるでしょう。
母乳の持ち込みができるかを確認しておくことをおすすめします。
布団に関しては、お昼寝布団の用意が必要か、敷パットだけ用意すればいいのか、洗濯はどれくらいの頻度かを確認しておきたいところです。
連絡帳も毎日記入だと大変にはなりますが、子どもの成長を先生と共有できますし、のちのち育児記録として残すことができますよ。
持ち物は園によってバラつきがあるので、確認しておきたいところです。
保育時間・土日保育について
- 朝は何時から登園できますか?
- 延長保育は何時までできますか?
- 土日保育はありますか?
仕事をしている人は、就業時間に合わせて保育時間を確認しておきましょう。
始業が8時なのに、園は7時半からだった…!となったら、毎日遅刻ギリギリになってしまいますからね。
延長保育や土日保育を利用する場合は、他にも利用している人はいるかを聞いておくことをおすすめします。
1人だけポツンと預けられるのは、子どもが心細く感じてしまうかもしれないからです。
食事について
- 自園調理ですか?
- アレルギー対応はできますか?
- 離乳食はどのように進んでいきますか?
アレルギーがあるお子さんは、アレルギー対応ができるかどうかを必ず確認してください。
0歳児さんは離乳食の進め方についても確認しておきたいところです。
お散歩について
園庭がない小規模保育園などの場合は、お散歩についても確認しておくと良いでしょう。
- お散歩ルートを教えてください。
- お散歩はどのように行っていますか?(先生は何人?ベビーカー?抱っこ紐?など)
急病時の対応について
子供はよく熱を出したり、感染症にかかります。
急病時はどういう対応になるかも聞いておきたいところです。
- 看護師さんは常駐していますか?
- 熱は何度を超えたらお迎えになりますか?
- 感染症の登園基準を教えてください。
感染症の登園基準は、園によって違ったりします。
例えば、突発性発疹の場合、長男の保育園は解熱して元気であれば発疹が残っていても登園OKですが、次男の保育園は発疹が消えるまで登園NGでした。
それだけお休みの期間が長くなるということですね。
また、体調を崩しやすいお子さん、何か持病があるお子さんは看護師さんが常駐している保育園を選ぶと安心ですよ。
我が子は熱性けいれんを何回か起こしているため、看護師さん常駐の保育園を選びました。
安全対策について
緊急災害時や不審者の出現など、緊急時の対応についても知っておくと安心ですね。
- 災害時はどこに避難しますか?
- 避難訓練は行っていますか?
- 不審者が現れた時の対応は決まっていますか?
- 欠席の電話連絡を忘れていた場合、連絡は来ますか?
避難訓練を頻繁に行っている園は安心できますよね。
最近は、送り迎え時に、子どもが車やバスに取り残されたままになってしまっていたという悲しい事件も耳にするようになりました。
送迎バスの場合は先生は何人体制か、連絡なしの登園の場合は電話確認しているかなど、気になる場合は聞いておきましょう。
料金について
料金についても気になるところですよね。
特に延長保育を利用する人は、延長料金については確認しておくべきです。
- 延長保育の料金を教えてください。
- 毎月保育園料のほかに、かかる費用はありますか?
まとめ:ポイントを抑えて見学し、良い保育園選びを!
今回は保育園の見学の際に見ておきたいポイント、聞いておきたいことを解説しました。
最後にもう一度まとめておきます。
園見学で見ておきたいこと
- 先生たちの様子
- 子どもたちの様子
- 施設・設備
保育園見学の質問リスト
- 保育士の人数と園児の数
- 年間行事について
- 持ち物について
- 保育時間・土日保育について
- 食事について
- お散歩について
- 急病時の対応について
- 安全対策について
- 料金について
すべてを質問するのは難しいと思いますが、ご家庭の状況に合わせて質問してみてくださいね。
有意義な保育園見学ができ、お子さんに合った保育園に入園できることを願っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。