「求職中の申し込みなので小規模保育園も候補に挙げている」
「小規模保育園で保育園に入園が決まりそう」
「小規模保育園に入れた人の話が聞きたい」
求職中の保育園の申し込みとなると、小規模保育園も候補に挙げる人が多いのではないでしょうか。
大規模保育園に落ちて、しかたなく小規模保育園に通うことになった方もいるでしょう。
私も求職中だったので、人気園は難しいだろうと思い、小規模保育園も候補に入れました。
ですが、小規模保育園は園庭がない、卒園後の進路の問題などデメリットが目立ちがちで、本当に入れて大丈夫なのかと悩んでいる人も多いと思います。
結論、私は小規模保育園に入れて後悔はありません。
とても良いところだと感じるので、次男は現在も転園せずに1歳児クラスで小規模保育園に通っています。
今回は実際に0歳児、2歳児で2人の息子を同じ小規模保育園に預けた私が小規模保育園のメリット、デメリットをお話します。
小規模保育園に入園させるのが不安という人も、この記事を読めば小規模保育園も良いかも!と思えるようになりますよ。
小規模保育園のイメージ【小規模保育園のデメリット】
自治体の保育園の空き状況を見てみたら、大規模保育園は全て埋まっていて空きはないけど、小規模保育園なら空いているというケースもあると思います。
空きがある=あまり良くないから?と考えてしまいますよね。
まずはなぜ小規模保育園はあまり人気がないのか、小規模保育園の良くないイメージをまとめてみました。
小規模保育園の悪いイメージ
- 卒園後にまた保活をする必要がある
- 園庭がない
- 行事が少なそう
- 部屋が狭くて感染症が多そう
確かに卒園後の保活は大変でした。
無事に転園できるのか、転園できたとしても2度目の慣らし保育をしなければならないなど、働きながらだと結構しんどかったです。
小規模卒園後、こども園に入園した長男も初めは新しい園にとまどい、行きたくないという日もありました。
ですが、6カ月経った今ではたくさんのお友だちが出来て、とても楽しく通っていますよ。
保活も2回目ともなると、どういう園が我が子に合いそうかが分かるようになっています。
自分の中でこういう保育園が良いという基準も出来ているんですよね。
保育園の選定にはそこまで困らないでしょう。
小規模保育園卒園後の進路について詳しく知りたいという人はこちらもお読みください▼
「園庭がない」「行事が少なそう」「部屋が狭くて感染症が多そう」に関しては、ほとんどデメリットは感じませんでした。
その理由は次に書きます。
小規模保育園に通わせて良かったこと【小規模保育園のメリット】
アットホームな雰囲気で、担任の先生関係なく子どもを見てくれる
小規模保育園は、ほぼ1部屋で保育しているのもあり、クラス関係なく過ごすことが多いです。
まるで大家族のようなアットホームな雰囲気です。
先生方も子ども一人ひとりの性格を理解し、全員で見てくれています。
担任以外の先生からも「〇〇くん、〇〇できるようになりましたね!」と褒められることも!
大規模保育園だと、送迎時間には次から次へとパパママが来るので、先生に相談したいことがあるのにできない…ということがあります。
小規模保育園は人数が少ない分、先生とゆっくりお話する時間があります。
私たち保護者も先生全員の名前を覚えられるので、信頼関係を築きやすい気がします。
園長先生との距離が近い
園にもよるかもしれませんが、小規模保育園は先生も少人数なので、園長先生も普通に保育に参加しています。
大規模保育園だとなかなか園長先生とお話する機会はありませんが、普通にお話できる距離にあります。
何か困ったことがあれば、園長先生に相談できるので解決も早いです。
送り迎えがラク
園にもよるかもしれませんが、園の玄関先で子どもを引き渡すので送り迎えがラクでした。
通常の保育園では靴を脱いで中に入り、子どもをクラスまで送っていくことが多いと思います。
2階に上がったり、中に入って子どものロッカーに荷物をしまうという作業もある場合も。
次男が通っている小規模保育園では、玄関先で先生が出迎えてくれるので、中に入る必要がなく送迎時間が短くて済みました。
迎えの時には駐車場に入った時点で、先生が車で誰の親かを判断し、子どもの帰宅準備をしてくれていることもあります。
先生が親の車を覚えられる規模というのも小規模保育園ならではだと思います。
仕事の日は常に時間に追われているので、少しでも時短になるのはありがたいです。
園庭がなくても外で楽しく過ごせる
小規模保育園は園庭がないところも多いですが、代わりにお散歩に行く機会が多いので体力がつきます。
お散歩カートに乗ったり、お友だちとお散歩ロープにつかまって行ったり、月齢に合わせて無理なく移動しているようです。
園庭がないのが気になる人は、保育園の見学時に、近くに公園はあるか、お散歩コースも確認しておくと良いでしょう。
夏場は園の前にプールを出して水遊びもしてくれますよ。
乳児に無理のない行事が多い
小規模保育園はイベントが少ないと思われがちですが、普通の保育園と変わらない位イベントがありました。
園にもよると思うので、見学に行く方はぜひ聞いてみてくださいね。
実際にあった親子行事
- 入園式
- 卒園式・進級式
- 夏祭り
- お遊戯会
- 運動会
- レクリエーション
他にも先生と園児だけで行うイベントもたくさんあります。
季節に合わせて、お誕生日会やハロウィンパーティ、クリスマスパーティなどを楽しんでいるようです。
小さな体調変化に気付いてくれる
部屋が狭いので、感染症にかかりやすいのではないかという心配の声も聞きます。
現在、長男は園児120人ほどのこども園、次男は18人程度の小規模保育園に通っています。
長男のこども園と次男の小規模保育園を比べても、感染症のかかりやすさはさほど変わらないと感じています。
逆に長男のこども園は感染症が流行り、学級閉鎖になったことがありますが、次男の保育園は閉鎖になったことがありません。
とはいえ、今も休むのが多いのは次男のほうです。
これは単純にまだ免疫がついていないからだと思います。
「今日は午睡の時にせきが出ていました」など、担任の先生以外でも小さい体調変化に気付いてくれます。
コロナウイルスの流行時には1日5回も熱を測ってくれていたこともあります…!
トイトレをしっかりしてくれる
2歳児になるとトイレトレーニングが始まるかと思います。
小規模保育園では園児数が少ないので、頻繁に声掛けをして一人一人のペースに合わせてトイトレに取り組んでくれました。
家庭でのトイトレの進め方も相談しやすく、保育園と二人三脚で進めることが出来ました。
園にもよるかもしれませんが、トイレに失敗してパンツが汚れてしまった時は下洗いをしてくれていたのもありがたかったです。
1歳児、2歳児でも下の子を思いやる気持ちができる
1歳児と2歳児は、年長さんまで在籍している保育園ではどちらかといえば小さい子として扱われがちです。
しかし、小規模保育園ではお兄さんお姉さんとして扱われます。
1歳児クラスの次男も、0歳の赤ちゃんが泣くとお世話をしたがると聞き、下の子を思いやる気持ちが身に付いていると感じました。
赤ちゃんの泣き声が聞こえること自体が、みんな同じ部屋で過ごしている小規模保育園ならではですよね。
小規模保育園卒園児加点がつく
小規模卒園後の進路を心配する人も多いでしょう。
私も卒園後は普通の保育園に転園できるかとても不安でした。
小規模卒園児は保育園の申し込み時に加点がつくようになっています。
自治体にもよるかもしれませんが、「小規模保育園卒園後にどこにも入れなかったということは今までにありません」と役所の人も言っていました。
もちろん、自分の第一希望の保育園に入れるとは限りませんが…。
長男の場合は、ありがたいことに小規模保育園卒園後は第一希望のこども園に入ることが出来ました。
このこども園は人気で、1年待って入れたという人もいるようなところなので、求職中での申し込みでは絶対に入れなかった園です。
小規模保育園の加点は大きいです!
卒園後の進路が不安な人は、入園する前に役所にどのくらい加点されるのか聞いてみると良いでしょう。
まとめ:小規模保育園はおすすめ!入園を前向きに考えよう!
今回は、実際に小規模保育園に息子を通わせている私が感じた小規模保育園のメリット・デメリットについてご紹介しました。
デメリットは「小規模卒園後は保活をする必要がある」のみです。
メリットのほうがたくさんあるので、最後にもう一度まとめておきますね。
小規模保育園のメリット9つ
・アットホームな雰囲気で、先生全員で子どもを見てくれる
・園長先生との距離が近い
・送り迎えがラク
・園庭がなくても外で楽しく遊べる
・乳児に無理のない行事が多い
・小さな体調変化に気付いてくれる
・トイトレをしっかりしてくれる
・1歳児、2歳児でも下の子を思いやる気持ちができる
・小規模保育園卒園児加点がつく
このように小規模保育園に通わせるメリットはたくさんあります。
成長の早い乳児期には、アットホームな雰囲気で1人1人をよく見てくれる小規模保育園はおすすめです。
卒園後は幼稚園を考えているという人は、ぜひ小規模保育園を候補に入れてみてください。
仕方なく小規模保育園に入ることになったという人も、気になるところは園に確認して、前向きに考えてみてくださいね。
みなさんの保活がうまくいくことを願っています。